「ホットヨガのスタジオが近所にできた」
「友達が長年ホットヨガを続けてる」
今どんどん広がりを見せているホットヨガ。
「始めてみたい!」という人も多いのではないでしょうか。
でも、いったいホットヨガにはどんないいことがあるのか、逆にイマイチ良くないことってないのかな・・・?
未経験の人には、多少の不安があると思います。
この記事では、現役でホットヨガスタジオに通う筆者が、ホットヨガのメリットとデメリットをまとめています。
体験するか、入会するか、それともやめておくか、決める参考になれば幸いです。
(もちろんヨガ仲間は増えてほしいですが!)
私は、常温のヨガ教室にもいくつか通った経験があるので、常温ヨガとも比較しつつ書いていきます。
Contents
ホットヨガのメリット5つ
まず、ホットヨガのメリットからです。たくさんありますが、大きなものを5つ挙げます。
メリット1 肩こり解消に効く
私が感じているメリットで1番は肩こりに効くことです。
日中はほとんど座ってPCに向かう仕事をしているので、肩こりが慢性化していてひどいんです(>_<)

だから、ホットヨガのメリットといえば、肩こり解消を1番にあげます。
ヨガそのものが肩甲骨を動かすポーズが多いですし、どの教室もレッスンの種類は多様ですが肩こり解消に向いたプログラムを設置しています。
- LAVA(ラバ)・・・肩こり改善ヨガ
- loIve(ロイブ)・・・肩コリラックスヨガ
- カルド・・・肩甲骨ヨガ
レッスン中は、肩甲骨がふだんはしない動きをすることによって「バキッ」と可動域が広がる感じがします。
これが気持ちいんですよ~。
常温ヨガよりも、ホットヨガの方が肩こりに効くと感じるのは、体が温まって柔らかくなるように感じるからです。
常温のヨガだと、肩こりに効くというよりは、肩回りの筋肉を強化している感覚を持ちました(ヨガの種類によると思いますが)。
メリット2 デジタルデトックスになる
ホットヨガの教室内って、高温多湿で防音の密室です。
ここに持ち込めるものはタオルとお水とロッカーキーだけ。
スマホをもって入る人もいないし、自分も触れません。
完全に、ホットヨガの時間だけはデジタル機器とネット環境から切断されます。
24時間のうちで、唯一のデジタルデトックス時間。
これが、すばらしいんです。
目が休まる。頭が休まる。
ネットの中毒症状が緩和されます(笑)
常温ヨガの教室だと、教室内に自分たちのバッグや荷物を置いておくことがあって、それだと待ち時間にちょっとチェックしたりしちゃうことも。
外界から断絶されるホットヨガは、デジタル用品から離れる時間を提供してくれるのです。
メリット3 精神が落ち着く
ホットヨガのスタジオ内は、暗くしていることが多いです。
照明の明るさが変えられるようになっています。
リラックス系のレッスンは暗め、アクティブなダイエット系のレッスンなら少し明るめに、という風に先生が調整してくれます。
この絶妙な暗さによって、自分の体やレッスンに集中することができます。

窓があって自然光が入る教室はステキですが、周りの人がはっきり視界に入るとそれだけで私の場合は気が散ってしまいます。
ましてや、ヨガってけっこう恥ずかしいポーズをとるのに、隣の人との距離が近いじゃないですか。
適度に見えないことで、精神的に落ちつくんです。
また、私が通うスタジオでは、スタジオ内は待ち時間でもおしゃべり禁止になっています。
そして、BGMにはリラックスできる音楽が流れていて心地いいです。
他にも、アロマを焚いてくれるレッスンもあって、どんな香りか毎回楽しみです。
これらが、心がリラックスできる要因になっています。
メリット4 シャワーを浴びられる
常温ヨガの教室って、シャワーが設置されているところが少ないじゃないですか。
ホットヨガは汗をガンガンかくので、シャワー室が整備されています。
だから、レッスンに行くとお風呂代が浮きます。

そしてシャワー室にはシャンプー・リンス・ボディーソープが備え付けで置いてあるスタジオが多いです。
中には、ドレッサーに化粧水・乳液・コットン・ドライヤーまで置いているスタジオも!
教室にもよりますが、だいたいこのあたりのアメニティは揃っているのではないでしょうか。
帰宅したら、その日はお風呂に入らずに寝るだけなので、時間と水道代とガス代が節約になります。
メリット5 疲れにくくなる
私はホットヨガを始めたばかりこの頃は、60分のプログラムに参加するだけで精一杯でした。
疲れた時は、途中でヨガマットに横になって休んでいました。
だから当初は、1番楽なリラックス系のプログラムばかり受けていたんです。
ところが!
3か月ほど経つと、パワーヨガの要素が入ったレッスンや、ダイエット系のレッスンを受けてもついていける体力がついていました。
プログラムで立ちポーズが続いても、休憩せずに参加できます。
4か月目には、90分のレッスンに初めて参加して、最後まで完走ならぬ「完ヨガ」できました。
半年くらいすると、筋肉がついてきた実感がありました。
バランスのポーズもとりやすくなります。
壁一面が鏡なので、自分の全身を観察できるのですが、あきらかに筋肉がついてきたのがわかりました。
仕事で数時間立ちっぱなしの日があると、以前より疲れにくくなったのがわかり、うれしくなりました。
ホットヨガのデメリット3つ
一方で、ホットヨガに通い続けているからこそ、わかったデメリットもあります。
大きいなと感じたものを3つ挙げます。
デメリット1 シャワー室が混む
プログラムに参加する人数って、スタジオの広さにもよりますが、20人~30人くらいだと思います。
プログラムが終わったとたん、ほぼ全員がシャワーを浴びるので、どうしても待ち時間ができます。

シャワー室の数にもよりますが、私の通うホットヨガスタジオには10室あります。
待ち時間は5分~15分くらいです。その間に汗が冷えて、せっかっく温まった体が冷えてしまうんです。
そこで、私はプログラムの3~5分くらい前に退室してシャワーをすぐ浴びるようにしました。
私が通うスタジオでは、プログラムの最後は、あおむけになって寝る「しかばねのポーズ」で終わります。
このポーズの前に先生が「退室したい方はいまのお時間にどうぞ」と声をかけてくれるので、その特に出ちゃいます。
しかばねのポーズも気持ちいいんですが、ぐっと我慢してシャワーを優先しています。
教室によって途中退室ができる時間のルールが異なりますので、確認しておくと安心です。
デメリット2 回数が通えないと高くつく
ホットヨガはたいてい月会費制(月謝制)です。
チケットを買ってスポット参加できる教室もありますが、1回2000円~3000円と高いので、現実的には月会費制を利用するという1択だと思います。
たくさん通えば通うほど、1回あたりの受講費が安くなります。私は週3を目標に通っています。
逆に月会費制のデメリットとして、回数が通えないと、1回上がりの受講費が高くつくという点があります。
月10回・・・1回900円
月8回・・・1回1125円
月5回・・・1回1800円(スポット利用よりは安い)
デメリット3 洗濯回数が増える
シャワー代が浮いて喜んだ一方、汗だくになったバスタオルやヨガウェアを洗濯しなければなりません。
確実に洗濯回数は増えます。
帰宅したらすぐ洗濯しないと、雑菌が繁殖してしまう恐れもあるので夜でも洗濯します。

洗濯洗剤と水道代の微増は覚悟しましょう。
その代わり、ヨガで着るブラトップを、日中の下着として身につけておくなど、工夫次第で洗濯物の量を抑えることもできますよ。
番外編 ダイエットにホットヨガは効く?
ダイエットを目的にホットヨガに興味を持つ人は多いです。
1番気になるのは、「ホットヨガで痩せるか?」ですよね。今回の記事のメリットの中に「痩せる」という項目は作りませんでした。
なぜなら、私個人の体験から結論を出すともちろん効果はあるけれど、ダイエットが目的なら他に効率がいいスポーツはいっぱいある」からです。
マラソン、筋トレ、ウォーキング、フィットネスジムなど、常温のスポーツの方が運動量が多いし効率的です。
もしマラソンを高温多湿のホットヨガスタジオでしたら、死ぬレベルの運動量です。室温38度で湿度55%で走ったら脱水症状になりますよね。
ガンガン動いて、カロリーを消費して、筋肉つけて基礎代謝を挙げて・・・というのはホットヨガではできません。
やせる最短ルートではありません。
ただし、リラックスしたり、肩こりを解消したりといった効果が大きく、それと合わせて少し運動量をアップすることを目的にするならとてもいいと思います。
ストレスが減ることで過食や間食が減り、痩せやすい食生活になるというメリットはあります。
まとめ ホットヨガはデメリットよりメリットの方が大きい!
ホットヨガのメリットとデメリットを挙げてきました。
私はデメリットよりも、メリットの方が大きいと感じているのでホットヨガスタジオに通い続けています。
ただ、人によって感じ方は違ってきます。
冷え性の人にとっては、血行がよくなることが1番のメリットかもしれません。
汗をたっぷり流すこと自体がストレス発散だという人もいます。
また、閉所恐怖症の人にとっては、密室のスタジオは怖くデメリットかもしれません。
自分にとってのメリット・デメリットを確認するためには、いきなり入会せずに、体験レッスンを受けた方が安心です。
いくつかのスタジオを体験することで、きっとメリットを多く感じる場所が見つかるはずです。
体験レッスンを受けても入会は必須ではないので、合わない場合は他のスタジオを探すこともできますよ。